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2023年07月

2023.07.30

マツダCX-60 インロック開錠

正直とうとう来た!という感じだ。
実際にはこのタイプの車両の開錠チャンスはあったがタイミング悪く出動できなかった。
マツダの鍵穴が見た目無くなり、非常にスマートになった。

外車勢やトヨタは左側が外せるカバーになっているのでそれを外せば真正面にシリンダーが見える。
しかし外車ではポルシェやBMWなどがこのタイプでドアのアウターハンドルを手前に引くと鍵穴がその隙間に見えてくる。
しかし、残念ながら目下はこの状態でピッキング開錠はできない。
外車ではTurbodecoderもLISHIも使えない。
まずこの隙間がかなり狭く鍵穴を覗くことは不可能な上、道具も入らない。

こうなるとお手上げだ。
・・・と言ってしまえば炎天下の中で待ってたお客さんは気の毒なのでなんとか開錠した。
正直納得はできないが背に腹は変えられない。
答えは書けないが上手くやるしかない。

2023.07.29

競売物件現況調査での1枚

なんかドラマでも強制執行をテーマにした物が放映されてるらしい。
残念ながらまだ見たことは無いが、そこには鍵屋も登場するらしい。
こういう題材だと必ず現実との乖離で所詮ドラマだよと言ってるだろうな。
ただ情報弱者とまで言わないがテレビで放映されるとこれが現実と信じ込む人は少なからずいる。
その典型が開かずの何とかというテレビ番組でのコーナーだ。
実は弊社にも問い合わせがあり、伊豆方面で開いてない蔵や金庫などあれば連絡して欲しいという物。
どういうことだろうか?
弊社が作業に行くときに同行したいということか?それとも番組で良く使っている鍵開け屋を登場させて「また今回もお出でいただきました」とか言うナレーションで盛り上げようと言うのか?
どちたにせよこちとら見せ物作って遊んでる訳じゃない。

強制執行のドラマがどんなストーリーかは知らないが、今回は差し押さえられて競売物件となった家屋の現況調査でのワンショット。
流れとしてはこの作業で競売時の査定価格を出して売却され、建物は新しいオーナーになる。

今回は近隣住民からの情報で既に退居してる様子だという。
荷物を搬出していた姿を見かけたらしく、その後姿を見てないと言う。
実際家の中に殆ど家財道具は無くなっていた。
競売時は家財道具ごと無価値で競り売りに掛けられる。
買い手にはゴミが無くなった方が良いに決まってる。

建物全景を公開するわけにはいかないが、庭には自作っぽい固定式の鉄棒とブランコがあった。
恐らく子煩悩で家族を大事にしてたのかな?
ただ何かボタンの掛け違いで支払いが滞り、債権を元に競売に掛けられたのだろう。
ふと駐車スペースの足元に


打たれたコンクリートに手形。
3人の子供と想像するのに固くない。
そして一番上側は?
不動産鑑定士は犬?と言ったが犬にしてはデカいし縦長、もしかしたら生まれたばかりの子供がいたのかも。
そうなると6人家族だったのかもしれない?

次買う人にはちょっと気が重くなるオブジェかもしれない。
私も家を建て、駐車場の外構工事の時に子供の足跡を残そうかと一瞬思ったが、その時にそんな余裕もなく、気持ちの中で終わってしまった。
間違いなく3人?4人の子供がここに住み、何もなければ育つ家であった。
そして巣立って帰省した時にその手形を見て懐かしんでいたのだろう。

県外から移住の家族だったようだ。
夢果てた静岡県の田舎町、ちょっと切なくなった。

それにしても、ここ(郡部)は住宅団地とはいえ横のつながりの薄さに寂しさを覚えた。
隣の家のことを尋ねても殆ど動向が分からないなんて。

2023.07.24

フォルクスワーゲン ヴァナゴン インロック開錠

正直、この車両の名前を聞いてナンだ?ナンだ?状態であった。
また新型車か?

タイトルではフォルクスワーゲン ヴァナゴンとしたが入電時はゴルフヴァナゴンと言われた。
正確なのはどちらか分からないが分かりやすいようにゴルフの名称は入れなかった。
ネットで調べてみたらやはりあまりメジャーではないらしい。
製造が2002年とか言ってたかな?それ聞いて新型じゃなく安心した。
格好はこんな車だ。

それにしてもゴツイスタイル、今の流麗なワーゲンとは思えない。
なんとなく東欧で走ってそうな、ブルガリアと付き合いのある自分にとっては決して嫌いじゃない。
ネットによれば現行車があるらしく、右ハンドルの英国仕様があるようだ。

現場に行けば、これも珍しいのだと思うが右ハンドルであった。

写真は作業後である。
やはり気になるのが鍵穴。
年式的には既にHU66が登場してるが、この車両は細長の鍵穴。
ディスクタンブラーのシリンダーだ。
作業は定番の左ドアで回そうとしたがなんか上手くいかないので右ドアに移動しピッキング。
少し反応が分かりにくかったがなんとか集中ドアロックが作動する音がして開錠。

今弊社の作業車はハイエース・・・ではなくレジアスエースを使ってるが、ハイエースが生産終了を告げられ既に新車の受付を終えている。次期車両はワーゲンなんか御洒落だなと思うこの頃。
でも故障と付き合わなくちゃいけないか。
ヴァナゴンって怪獣みたいな名称だけどVANとWAGONの単語でも合わせたかのかな?

2023.07.19

YKK引違錠、戸先鎌錠交換 (函南町)

今回も強制執行での引き渡し時のシリンダー交換。
シリンダーこそミワロックのディンプルキーであるが、これがまたサッシメーカーでいつもの問屋で入手できない。
YKKの特約店や代理店、またはオンラインで発注するしかない。
ちなみにオンラインでは定価販売で業者もユーザーも値段は同じ。
そこで買うとなると作業代や部品管理費などをアドオンしなくてはならず、かなり値段は跳ねあがる。
3万円の部品を3万円で売るほど奇特じゃないし、そこは商売じゃない。
当然部品なら部品管理費が掛かるし、取り付けなら別途取り付け費となる。
部品代そのものは誰でもオンラインで見られるのだから。

今回はドアの内側にシールを発見でき、一旦YKKのオンライン相談で型番などを特定してもらい、YKKの特約店を探して発注した。
現場に近い町内が良いだろうと電話したら気持ち良く受けてくれた。
お互い新しい商売をできるように発展できればまさにWINWINだろうが。

届いたものはシリンダーとは思えない大きな段ボール箱。

引違錠と戸先鎌錠のセット品、しかもシリンダーだけとはいかず錠前一式となった。
ちなみにシリンダーは+ビスではなく特殊ビスで留められて、専用ドライバーのビットが無いと外せない。
交換後の廃品で分解してみたが、回せなかった。つまりはシリンダーを入手しておいてもそれだけ抜いて交換ができないのだ。
シリンダーはミワのPSだろう。
それにしても扉がメチャ重い。

交換しやすいように扉をレールから外したが本当に重たかった。
逆にレールに乗った時は重厚感あって滑らか。
変な関心をしてしまった。
従来品より割高だが、なかなかエンドユーザーでもなければ納得できないだろうなあ。
でも仕入れもしれなりなので・・・。

2023.07.18

TOSTEMシリンダー交換 (御殿場市)

次回はシリンダー交換で!
強制執行時に言われるのだが、ハイ喜んでと言いたい所、最近はここからが大仕事。

該当物件の外観、玄関錠とガレージのシャッター錠。
この家の建具はTOSTEMの物が使われおり、錠前もTOSTEMへOEMされた物。
玄関はミワロックのPSシリンダー、シャッター錠は三和かな?
ただいずれも錠前メーカーのラインナップには無くサッシメーカーで手配しないと入手できない。
強制執行でも催告は債権者が在宅で難なく済んだが、もし断行時に不在だったり、退去時に施錠されてしまうと開けらうためには壊すしかない。
またこのタイプのドアハンドルのシリンダーは作業性が思い切り悪い。
やはりASSY部品で多少ドリルが暴れても良い様に用意したい。

サッシメーカーだと大体今まではドア内側にドアの商品名や型番製造番号のシールがあるのだが、この扉は貼られてない。(実はドア横に貼ってある物であったがその時は知識が無かった)

寸法測って写真撮ってLIXILショールームに相談に行った。
実は既に引き渡しも済んでる今現在も折り返しの返事が無いのだが。


これはシャッター錠の内側、型番も分からないが、たまたまネット通販で写真と同じものを見つけられた。
果たしてそれが適合するのかが怪しいが・・・。
玄関は残念ながらシリンダーの中身だけを取寄せた。

断行当日、債務者が執行ギリギリまでいてくれたので壊すことは無かった。
シャッターは見た目通りビンゴであったが、玄関錠がささっと抜いて差し替えで終わりと行かず、シリンダー後部のテールピースがこの扉は長い物であった。
Cクリップを外して交換すれば騒がず事なく終わるのだが。
意外と面倒くさい最近のシリンダー交換であった。

2023.07.17

よく見るんですが


これは強制執行時に債務者のドアに貼られてたマグネットシート。
我が家にも時々投函されてるのでよく見かける。
鍵のトラブルで昼夜走り回ってる弊社も言うなれば似たような存在かもしれない。

先日実家のある川崎市でトイレの水タンク内のダイヤフラムの不具合があり水が上がらないトラブルになった。
そこまで現状を捉えてるように、部品さえあれば自分で修理できる物。
よくお客にさすがプロ!と言われるほどの技術は要らない。
部品と言っても真空を保つための直径2cmほどのゴム。
しかし、私も本職で無いのは事実、当然部品の買い置きもなければホームセンターに走るのも、割と都会ながら川崎市は不便なのだ。
面倒くさい万が一間違えても私が実家に滞在できる時間も限られてるのでウェブ検索して業者を頼んだ。
しかし案の定検索上位はどこもコールセンターに繋がりイライラが募る。
時間を聞くも、付近を走ってる業者に向かわせますって、どこを走ってるんだか。
当然簡単に見積もれと言っても的を得ない回答。
残念ながら理想とする業者に出会えず止む無く当たりの良い所で来てもらうことにした。
電話で聞けば24000~と言われた。
しかし実際作業してもらい22000円で・・・トイレなのでなるべく早い方が良いし仕方がないのか。
でも20000円か!あの程度の仕事で・・・僕も鍵の修理でそれくらい取っても良いのかな?
少し目が覚める思いだった。

翌日仕事で元請けの人にエピソードを話せば、「町の設備屋探さなきゃ。ああいう業者は高いよ」と笑われた。
分かっていたけど後になってふつふつと怒りたくなった。

2023.07.12

MIWA シリンダー修理(沼津市)

鍵が壊れたので交換して欲しいという入電であった。
扉は引違ドアの引戸。
真中と戸先に鍵穴のあるセット品。
普段、戸先鎌錠だけ使って施解錠してるので、その部分だけ交換して欲しいそうだ。
しかし、プロとして真中とのセットなので・・・。
電話ではさすがに全部把握できない。
鍵が回らない原因が錠本体で何か部品が劣化で破損してることも考えられる。
迂闊に高い見積りもいかがなものかと思うが、可能性としては最悪全部交換となってしまえばそれなりに費用が掛かる。
私事だが先日実家のトイレの修理を頼んだ際、たかがダイヤフラムのゴムパッキンの交換で20000円も取られた。
当初の口頭での見積りがフロート周辺部品ASSY交換で25000円は掛かるというもの。
安く済んだと思うか?それともボッタクリと思うかは個人の価値観。
トイレという他人にすれば敬遠したくなる場所での作業。
もちろん、原因が分かっていたのでこのダイヤフラムのゴムさえあれば自分で交換できるのだが、またホームセンターに走って部材を探すより実家にいられる限られた時間なので頼んだ。

とりあえずこちらは部品交換で概算の見積りをした。
やはり万単位の金、ただもしアルミメーカーのOEMだったら更に高額になる。
正直現状把握できなければ見積り不可なのだ。

現場で試せば室内からは特に問題なくツマミで動くが、鍵では左右に振らないと回転しない。
原因はシリンダーと特定できた。

動かない戸先鎌錠部分を外してみたら案の定!
シリンダー下側の溝から黒い汚れゴミが確認できた。
これが原因だろう。

シリンダー部分を外しオーバーホールし油で洗浄。
見立ては当たり!可動はスムーズに復活。

作業代金も部品交換に比べればかなり安く上がり、お客さんもビックリ。
技術仕事なのだが安すぎるのかな?でも払うとなると高いと思うのはケチだからか?
お客さんに散々お礼を言われた。
まあ自分の価値観でやっていくしかないよなあ。

2023.07.04

フォルクスワーゲンゴルフ7 開錠作業 久々のTurbodecoder (下田市)

下田市の海岸でフォルクスワーゲンゴルフセブンの鍵開け。
肝心の鍵はハッチゲートを開けた後部荷室にある・・・はず。
釣り客として都内から来て、恐らく荷物を運びだす時に荷室に置いてハッチを閉めた・・・と思う。
まあよくある事象。

とりあえず現場へ2時間掛けて向かう。
交通量は全く多くないのだが、動きの遅い車のお陰でノロノロ、ずっと40キロ以下走行を強いられた。
確かに全く渋滞こそしてないので2時間ほどで現着したとはいえ、もしこの遅い車が居なければもっと早く着けたはず。

さて作業に入るのだが、ここのところ連続して上手くいってないTurbodecoderをトップバッターに採用。
いざ!・・・5秒や!!
即施錠方向にシリンダーが回り逆に回転して開錠。
これだけなら本当に簡単に開くんだなで終わってしまう。

しかしドラマはここから、早速荷室を探すが鍵が無い!
このドアから釣り場まで何度も差がして回ったが無かったので最後の砦だったそうだ。
諦めたらそれまで、中の荷物を下してみたがやはり無かった。
自動車も当然セキュリティ状態で鍵が周辺に無いことを物語ってる。

こうなってしまうと・・・ただスペアキーが自宅にある。ただ東京だ。
選択肢は2つ、レッカーで最寄りのディーラーに運び鍵と言ってもキーホルダーを再登録すれば、運転して帰れるが自宅のスペアはもう一度登録し直さないと使えなくなる。
もう一つは単純だが鍵を取に帰り、再びこの海岸に来ること。
車を走らせれば下田は結構遠いなあという程度で行けない僻地ではない。それどころかまだまだ秘境の南伊豆までも行ける。道路が続くのだからまだまだ行けるが、いざ公共の交通機関を使うとなるとため息が出るほど不便だろう。
まずは伊豆急下田駅までは特急電車でリラックスしてこれるが、そこからはバスかタクシー。
それも都会の様に頻繁にあるものじゃないし、タクシーだと結構な距離になるだろう。
道路が続くから・・・でもここは本当に僻地なんだよなあ。

2023.07.02

業務用キャビネット金庫 不具合 (沼津市)

以前もウチで作業をさせていただいたお客さんのようだが思いだせない。
どんな作業だったのか?
とりあえず売上帳をめくったら確かにあったので売上金額だけを押さえて現場へ。

その住所に・・・以前行ったかは思いだせない。
該当する金庫はキャビネット型。
縦長で小判型の錠とダイヤル錠がついている。

以前の作業はオートダイヤラーを一晩やって開かなかったそうだが、それでもなんとか(どうやって?)開けたらしい。
似たような作業をした記憶はあるが、果たしてこれだったのか?

今回はダイヤルはいじっておらず、鍵もあるそうだが開かないそうだ。
全部で4段の引き出しで、一番上の小判錠とダイヤル錠を合わせれば全ての引き出しが開く構造。

確かこの手は・・・弱点があったはず。
しかし今回は易々といかず、引っ掛かるフックを多少曲げて強引に開けた。
とりあえず一つ引き出しが開けば何とかなる。

今回はどうやら引き出しをロックするバーの作動不具合な様だ。
引き出しを全部出して色々やってみるが、一番下の段を入れなければ動作は問題ないのだが、その一番下の引き出しを入れると不具合を起こす。
それも何度かに1回。
そういうのが一番厄介、常に起きれば原因をつきとめようとするが、起きたり起きなかったりでは。
何かに接触してるのだろう。

ただ繰り返しテストをしているうちに徐々に不具合も減りだし、少しコツはいるが下の引き出しをいじれば解決するので、お客さんが了解してくれた。

そこでようやく過去の作業を思いだした。
当時現場となった事務所はここではなく、我が家を建ててくれた建築会社の事務所。
その建築会社が倒産したのか社名が変わり、今のお客さんの社名に。
事務所もビルだった社屋自体が解体され、今は駐車場になってるので社名さえ記憶から消えていた。
どうやら自社社屋から賃貸事務所に移ったようだ。
情報全部欲しいよな。

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