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2013年09月

2013.09.30

また今週もBMW開錠

本当に続くときは続くものです。
今週末も締めはBMWでした。
 

たまに仕事が入るとコツを忘れてしまいますが、毎週となると感覚は結構覚えているものです。
ピックでテンションがあれば同じ?・・・そんな風に思う方もいるでしょう。
それだけでも、タンブラーを力任せにバシバシ押し込んでいくものもあれば、ふわっとした感覚でやるのもあったりするんです。
両方やってみれば良い・・・って、なかなかね~。

今回は丁度、これから沼津から富士宮に向かう途中での入電でした。
現場は同じ沼津市内ですが大瀬からです。市内とはいえ市街地から大瀬までは車で約1時間、距離は海沿いをクネクネと30kmほど離れてます。
それに加えて、これから逆方向に30km走る富士宮で先約。こちらも片道約1時間。
単純に足し算をすると3時間後の作業開始となるのです。
保険契約のお客さんなので、さすがにアシスタント会社も一旦確認するとのことでした。
そして10分後にその条件で了解がとれたのです。
場所的にも僻地、なかなか代用が効かないのでしょう。またBMWというのも敬遠される一因なんです。
軽自動車や国産普通乗用車じゃこうはいきません。

 

9月最後の土曜日のせいか、渋滞するまでではないけど、道路の流れがわるいですね。
高齢者ドライバーとサンデードライバーのせいなんでしょうか?
秋の交通安全運動も始まりましたが、そちらはあまり見ないですね。
大瀬はダイビングスポットとしては結構メジャーで、このお客さんも横浜からダイビングしに来たようです。

現地で合流。
海から少し上がった駐車場。
木陰が眩しい秋の光を和らげてくれて作業環境は良い・・・はずでした。
ただ、ここはまだ蝉が泣いてるんですよね。
まだ夏?・・・私の服装も夏のままなんです。Tシャツに短パン・・・仕事を舐めてるのか?と言われそうですが、着替える手間を省いてます。
ただ・・・虫に弱いです。

蚊が寄ってきます。
ただでさえ集中力が必要なのに、蚊が邪魔をする。
せめて長ズボンにすれば良かったのですが、出先からの現場急行なので仕方ない。
1匹ずつ叩き潰してもキリがない・・・諦めて集中、さされても止血死することはないでしょう。

年式もちょっと経過したBMW320i、足元や虫などの環境は良くないけど、そんなに時間を取らずに開錠成功。

トランクへのインロックでしたが、この年式だとドアが開けばトランクも連動しているようで、処理は簡単でした。

とりあえず・・・足と腕と腰を食われました。
蚊の季節はまだしばらく続くのかな?

2013.09.27

久々の金庫ダイヤル開錠

久々の金庫のダイヤル開錠、それも業務用らしいのでアドレナリンが噴出してます。
いえ、じつはちょっとネガティブな気持ちなんですが・・・。

ホーム金庫のダイヤル開錠なら、喜んで飛んで行くのですが、業務用となると・・・今までは破錠などしかないところを、スーパーダイアラーの導入で自信満々、意気揚々といきたいのですが、このスーパーダイアラーの実績が乏しくまだ自信ついてません。
 

初デビューは漁師宅、それこそ町内会全員集まってたんじゃないかと言うにぎわいの中でした。
仕組み上、開錠には時間が掛るのですが、僕自身も易々といけると軽く思っていたせいもあり、ちょっとうんざりした一面はあったんです。
気の短い海の男はぶっ壊せと横で騒いでるし。
午前中から始めた作業も昼を回ると、周辺のイライラが伝わってきて、作業の続行も危うい雰囲気。
TVを見てくつろいでした漁師もそわそわと・・・こりゃ壊さないとダメかな・・・スーパーダイアラーへの信頼も薄らぎ、破錠もやむなしと思ってる矢先に電源が落ちた。
ん?ダイヤルがそろった???
なにせ、どんな結末になるかは初めての経験、恐る恐る機械を外して、ダイヤルを手で動かしていくと・・・おお!開いた!!!!!
ただ、なんかしっくり来ない感じです。時間掛りすぎ。

 

そして第二弾は不動産屋さんのキャビネット。
耐火キャビネットで業務用金庫と同じダイヤル錠がついているのです。
これも午前から作業を始めて・・・結局夕方になってしまいましたが、まだ機械は仕事中。
事務所も店じまいとなるので、このまま機械を作動させてもらいました。
まあ翌朝にはダイヤルも揃ってるはず・・・と思いましたが、翌朝行ってみれば、確かに電源は切れてモーターは止まってました。
しかし、ダイヤルは揃ってない感じで、左右に降っても開錠の雰囲気はありませんでした。
う~ん!!!困った。もう一回やるべきか・・・と、悩みながらも引き出しを多少力で引っ張れば、なんか、なんとかなりそうな感じ。
ちょっとドライバーでこじりながら、下段の引き出しから強引に開けてしまいました(ちょっと金具は修正しましたが)。
その後は連動してるロッドを調整し開けたのですが、これはちょっとショックでしたね。
100%じゃないのかよ・・・・。
確かにダイヤルもセンターが取れてないのか、重い場所と軽い場所があったりで、機械も誤解しちゃってたのか??

 

そして、実は昨日が第三弾でした。
所有者が亡くなり、引っ越すことにしたところ番号が分からない。
中には子供の写真や絵が入ってる程度なんだけど・・・とは言ってました。
やはり業務用金庫となれば開錠費用は高いですから。
でも腐っても金庫破りです。
やはり午前中から作業開始。
とりあえず、万が一の可能性もあるので、シリンダー錠が開錠になってるかや、ダイヤルのまぐれ当たりも期待したのですがダメでした。
長い旅になるかな、今日も。
スーパーダイアラーを設営、依頼者のうろ覚えの数字に近づいても機械はスルー。
まじかよ~。。。機械を十二分に信用してないせいもあり、設定が違ったか?それとも飛ばす数字が粗かったのか?やっぱり開錠の精度はこんなもんなのか?色々と思いがよぎりました。
こうなったら奥の手?・・・製造番号から割り出す手法もあるわけで、・・・でも経費が掛るし判明するのが早くて夕方。
同時進行させる方法もあるが、無駄な経費になるし・・・でも開かないならその方法しかない。それなら朝一番にしていればこんな時間のロスは無かった。

201392711442.jpg単調なモーター音の中、とりあえず取引先に電話してみた。
でもなぜかあと30分と思いとどまってしまった。

破錠についてはお客さんに説明していない。
なんとか開いて欲しい。
 

ここでダイヤル番号を照会すれば、今後この機械は使えないものとしてお払い箱だ。
それでも簡単に捨てられるほど安いものじゃない。
なんとか華を持たせたい。

でも・・・そろそろ次の方針を立てないと、そしてダイヤル全部を揃えてると、こりゃまた夜も稼働させて朝再び様子を見に来ることになる。

 

頭の中はグルグル・・・そして3時近くなって、電源が切れた。
さあ、今回は開錠できたのか???

この結果次第で機械の真価が問われるもの。

とりあえず装置を外して手でダイヤルを回していったら!!!!

BINGO!!!

開錠成功。
三度目にして、少しその特性が掴めつつある感じです。
理屈では分かっても、なかなか体得しないと理解できないものです。

金目のものでなくても捨てることができない金庫の中身。
今回はそれでも開けて欲しいという要望が叶えられて、やっと仕事をした充実感に達する事ができました。

その理由に帰り際にまだ食べてなかった昼食として惣菜パンをごっそりいただきました。
私は帰り際に持たせてくれるお土産の意味が良く分かります。
ただ開けばよい、開いて中の金目の物を取り出せれば・・・そういう人はくれません。
捨ててしまったら、二度と手にすることができない写真、現物は見てませんがそんな思いのこもった物が入っていたのでしょう。
だから、仕事の達成に対しての褒美ということで、ありがたく気持ちをいただきました。そうなんです、褒美をくれてやりたいほど大事なもの。
それがこの写真の扉の向こうにあったんです。

この仕事を開業する時は、地味で細かなダサい仕事と思ってましたが、最近になってようやく誇りに思えるこの頃です。

 

確かに海外と何億円もの取引する派手さもないし、出張出張で飛びまわるよりは地味で狭い場所での仕事。
儲けも少ないし、何億円の仕事をしてる人には経費のような売り上げ。
でも、誰かの為に役立ってる・・・それは間違いないこと。
警察の捜査加わったり、裁判所の調査や執行に行ったり・・・明らかに公務なんです(みなし公務員扱いです)。
 

たかが日本語で言う鍵屋、でも公務での仕事に参加すると、そこでは明らかに欠けられない一役を担うことになるのです。
開かなければ、どんなに優秀な人員で捜査班を構成し、確固たる令状を用意しても捜査は始りません。
それを知らない人はぞんざいに扱うし、知ってる人は驕らない。

派手さはないけど、自分のその場でできる、可能な限りの事をしていきたい。
改めて解放された気分の中で充実感を味わうひと時でした。


 

2013.09.25

シルバーウィークも終わり

秋の連休、2週連続で3連休でした。
前半はそれほどでもないけど、後半の3連休は忙しい・・・というより依頼が重なった。

入電してさあ出かけようとすると別の業者から入電。
また方向が真逆なのでついでに仕事を拾っていくわけにはいかない。
そして作業は自動車のインロックばかり。

これはトリアージが必要!

・・・と一般の問い合わせなえあ状況が分かるが、アシスタント会社からの入電ばかりで、とにかく時間を競うためどの作業も急ぎでの対応である。
もちろん、中には時間に余裕の取れるものや、少しくらい遅れても構わないものもある。
これがアシスタント会社を通すと、すべてが緊急事態。

一般客なら自分でさばけたので対応待ちにしながら1日を走れたので結構売上になった。
しかし、今はデッドオアアライブ。
他の案件を対応しているなんて言おうものなら「また他でお願いします」だ。
外車ではあまりないけど、国産車となるとまず待たせない。

更に自宅か出先かで対応も柔軟に変えられるのだが、これも無い。

だから依頼が重なると結構悲しい思いをする。

 

不思議と入電があると追うように他の業者から入電とイライラが増えた。
少なくとも3連休の売り上げは2倍のポテンシャルがあったのだから、手配次第では取れたのにと思うと、怒りがこみ上げてくる。

 

そんな3連休も終わり、まるでお祭りが終わったように電話は静かだ。
仕方の無いこととはいえ、この落差、なんとかならないものだろうか?

2013.09.22

BMW 116i 開錠 (山北町)

以前書いたのですが、この仕事をしていて不思議なのは同じような仕事が偶然続くことなんです。

また今日も?
朝9時過ぎに山北町の同じキャンプ場で同じくBMWのインロック。
今回は116iでしたが。。。またBMWです。

BMWが得意ではないのですが、連続して入っていると結構コツを覚えているもので、これがしばらくご無沙汰になるとちょっとした加減を忘れてしまうのです。

今月はBMWは3台、他にもワーゲンやアウディのドイツ車を触ってるのでまだ忘れるまで行ってません。むしろまたかよ・・・と思ったほど。

まあ、仕事なのでありがたく向かいました。

 

それにしても、手前のキャンプ場にも車とテントの数が凄い!まあ三連休ですからね~。

昨日の作業はちょっと時間が掛ってしまいましたが、まあ今回も根気よくやろう!
不安で覗きこむお客さんに「まあ気長に待っていてください」と言った。実はこっちが気が散るからなのだ。
その言った直後に開いた。
BMWは施錠方向に一旦回してショットドライバーで反転させる手法が多いが、今回は開錠方向に回った。
 

まあ、こんな日もあるさ。

助手席側にいたお客さんを呼び作業終了。

 

ちなみにこのBMWは新車で購入したのではなく中古車だそうです。
結構いるんですよね・・・値頃感もあるからでしょうけど、僕はちょっと中古外車は不安かな?
それも買いたい中古車はありますが・・・60年代のコルベットなんか、良いんじゃないかなあ。
フェラーリも新型車は成り金チックだけど240DINOなんてマニアックだし、走ってたら本当に振り向いてしまいます。

外車作業は単価が良いから好きheart01

2013.09.22

鍵が抜けない!! (沼津市)

「鍵が刺さったまま抜けない」

この手のトラブルは結構あるんです。
原因は多様ですが、今回は・・・鍵が半回転(180度)回った状態で抜けかけていた。

想像するに引っ張りながら鍵を回してしまい、何かのはずみで抜けかけたのでしょう。
 

とりあえず現状ではもう抜くことも戻すことも、更には回すことさえできません。

 

実はこのお宅、何ヶ月か前にも呼ばれていたリピーターなんです。
その時もやはり抜けなかったのですが、鍵自体は正常な位置でした。
下ピンと鍵の切削面の摩擦が強くなってたせいと思われます。
とりあえず純正キーで鍵の切削面にささくれや窪みはなかったのですが、ピンの方は分解してないので分かりません。
編摩耗しているピンも時々あるんです。
とりあえず潤滑スプレーでその後全く問題は出ませんでした。

 

今回は、そうは簡単ではなくとりあえずこの引戸錠をドアより外し、シリンダー単体に分解します。
そして鍵は抜けかけているので、シリンダー後側から見れば下ピンが内筒の水抜き穴に落ちて引っかかってしまってました。これが回らない原因です。

なので後側からピックでピンを持ち上げ・・・といきたいのですが、鍵穴が狭くてピックが自在に動かないので、内筒と外筒の間にシムを挿入。
シリンダー分解の手順です。
このシムが後ろから2本くらい入ればシリンダーは問題なく回り、鍵が正規の0度の位置に戻れば抜くことも違和感なくできます。

その後、引きながら鍵を回してみたり、と色々実験をしましたが、同じ症状は全く出ません。
やはり何かのはずみで下ピンの戻りが悪いところ鍵が抜けかけてしまったのでしょう。

 

再度組みあげて終了。
前にもアドバイスしたのですが、抜く方向で鍵を回さないように・・・、あくまで回し終えてから抜くようにと再度の助言でした。
 

2013.09.20

4時でなくても良いでしょう?

昨夜は午前2時に就寝。
真夏の暑さも過ぎ、夜は寝るには丁度良いのですがすっかり夜更かしが生活のリズムとなっています。
9月も最初は夜の12時頃の入電とかもありましたが、蒸し暑さと共に無くなり、さっさと寝れば良いのですが・・・どうも日々ネットで遊んでます。
最近では2時ころにシャワーを浴びるとちょっと寒いくらい・・・良い陽気になりました。

2時に寝て・・・4時、一番夢見心地で気分の良い時間に電話。
電話番号から警察であることは即分かった。

「マーチの鍵開けできますか?」

そりゃできなくもないです。てっきり時間帯や電話番号から野生のカンが働き
「事件捜査ですか?」
と聞き直した。
刑事事件の捜査だと結構寸前に問い合わせが来るもの。
それならばと引き受けることにした。

場所は所轄の警察署。
う~んこんな時間に呼び出すとは、どんな凶悪事件だったんだろう。
そう思い、車から降りるとTシャツ1枚では既に寒い季節となってました。

とりあえず署内に入れば・・・あれ?皆さん制服の方のようで(てっきり私服刑事の人からと思っていた)。
まあ署内なので制服もありか・・・と思い、指定された裏の駐車場へ。
あったのは新型の日産マーチ。
ピッキングでの開錠、とりあえずアラームも作動せず、またこれから指紋採取などするかもしれないので、やたらと触らずにいた。
本当はドアを開けてしまいたいところ、越権行為をしても仕方ないし。

で、清算なんですが・・・持ち主が今沼津に向かってるそうで・・・って???
どうも事件操作ではなく、盗難か何かの様子。
そういえば電話口で「当直の○○」って言ってたかもしれない。

それって今やらなきゃいけない仕事?・・・そう思うととてもバカバカしく思えてしまう。
明るくなってからとか、持ち主が到着してからでも良いんじゃないの?
結局はそのタイムラグで請求書を発行する手間ができちゃうし、また払わないなんてことも起きないとは限らない。
当然そうなっても警察は介入しないのだし。

これが事件操作であれば警察の経費から支払われるので、問題はないのだけど・・・。

持ち主が来たら絶対電話させるって、それは9時以降にしてくれと断った。

嫌味ではないけど、急ぎの作業なら眠くても電話口に出るけど、事務仕事とかは9時過ぎにしてくれと言った。
実際銀行業務もまだやって無い時間に振込先だなんだと教えても意味は無い。

しかし、この持ち主から帰宅して再度眠り始めた5時に電話が来た。
だから通帳なんて今手元にないのだし、後にしてくれと言った。
次に7時に電話が来た。。。おいおい嫌がらせかよ。

そして、後で電話をウチから掛けてくれと言うので9時過ぎと正午過ぎにしたらつながらない。
なんなんだよ。

この時間に行う仕事に意味があったのだろうか?
もっとボッタくっても良かったかなあ??

 

2013.09.17

BMW 630 開錠 (伊豆市)

伊豆市まで何分でしょうか?・・・毎度の保険会社からの問い合わせ、伊豆市といえども範囲は広しです。しかも分単位で質問されては(困)。
場所は冷川とのことでした。まあ冷川なら伊豆スカイラインの冷川ICをついつい想像してしまいましたが、まだ朝の支度もしてないので1時間半を所要時間で見てもらいました。
「お客さんの了解が取れました。付近に業者さんもないのでお願いします。」
って・・・おいおい、ウチより3kmほど現場に近い業者がいるぞ。
しかしBMWです。以前、下田市白浜でBMW Z4の開錠でバッティングしたことがあるんですが、その業者はJAFの下請けで行き、こちらは自動車保険のサービスで。
その業者の方が先行し、作業に掛っていたそうですが、1時間半ほど炎天下でやってたそうです。
残念ながら開かず、選手交代・・・こちらも苦戦しながら30分ほど掛ったでしょうかとりあえず開錠成功。

更にホンダのレジェンドの時は参った。鍵穴見て「これはダメ」と何も試さずさっさと帰ったとお客さんに聞きました。
やってダメなら仕方ないけど・・・その後、ウチに二次出動で回ってきたのですが。。。

伊東市ではフォルクスワーゲンのゴルフの開錠もこの業者の二次出動で行ったことがあります。
夕方から作業し開かずに諦めたとかで、お陰でこちらに依頼が来たのは深夜です。
更に蚊や蛾が凄く、夜になり照明を使うのでどんどん集まって凄いことになっちゃいました。
ウチも諦めたかったほど難儀しましたが、やっぱり意地ってありますからね、1時間半ほど掛ってしまいました。
すぐ開く車もあれば簡単に開かない同型車もありますよ~。

いずれも、この「付近に業者もない」とのたまった保険アシスタント会社の仕事です。
時々2次受けと聞くと腹が立ちますね。またケツ拭きかい!と言いたくなる。先にこっちに伺い掛けろって・・・そしたら、向こうには仕事無くなる???

まあ、自分も開かないときあるからあまり上から目線じゃまずいけど。
とりあえず90分の所要時間で朝9時過ぎに出かけました・・・やっぱ冷川といえども遠いなあ、更に目的地は山の中の別荘地みたいだし。
慌てず騒がずマイペースで冷川ICを過ぎ山の中へ・・・そしたらそのアシスタント会社から「10時前後到着予定ですが、まだ到着してないとお客さんから連絡ありましたが」、これにはちょっとプッツンしました。60分で着くなんて誰も言ってないし、まだ90分には30分もある。こちらは時間通りなのですが、言い争っても気分悪い「いや~市街地と思ったら、山の中の別荘地なんで速度上がらず、予定狂ってます」と皮肉を言ってやりました。

さあ、到着!(こちらの申告の時間通りですが)一応お待たせしましたとは社交辞令。
あれ~?実は入電時にBMW360と聞いたのですが・・・それも繰り返し聞き直したんです。3シリーズだと320じゃない?・・・とか、こちらもBMWのラインナップ全部しってるわけではないので、360ってあるんだなあ・・・と思ったら、630でした。
2ドアクーペのボディ、初老の紳士がオーナーでした。

実は車体の大きさとか、ドアが開けば関係ないじゃんと言いたいところ、結構トランクスペースは大事です、私にとって。
今のモデルはトランクシリンダーが下向きなので、ウチではちょっと下向きのピッキングはできません。
したがって、ドアを開けてリアシートのトランクスルーからトランクインロックは解決するのですが、トランクに荷物が満載の場合、トランク上部に開錠レバーがありそれを引くのですが、5シリーズでやった時はギリギリ手が届かず、ピアノ線で釣りをした記憶があります。3シリーズで一杯一杯だったかな。

さて、ピッキング開始、このお客さん、実は9時からゴルフ場の予約をしてたそうでキャンセルし午後に取りなおしたとかで、ちょっとソワソワ。
そしたら同じリゾートマンションに住む近所の人が来るわ来るわ、更にアレしたらどうだ?コレしてみたらどうだ?と指示したり、こっちまで不用意な世間話に引きずりこんだり・・・はっきり言って邪魔以外の何物でもない状態。
おまけにウロウロしてる姿がドアに反射して映るし・・・あ~もうどっか行け!(もちろんそんなことは言いません)。
作業中に『最悪なら』という打開策まで言いだされると、赤の他人の癖にお節介やくんじゃね~!って集中できず時間が経ってしまいました。時間の経過と共にそうした意図しない妨害活動が激しくなるんです。
でも、さすがに状況変わらないまま作業を続けていると、いつの間にかいなくなり、今こそ意地でドアくらい開けてやる!

・・・と、ドアの開錠は成功。実はトランクもやってみたのですが、まだまだ修行が足りず成功しませんでした。いつかこっちでも開けられるようにしたいけど、作業代金はどんどん下がってるので・・・努力する甲斐は薄いかな?

さて、シリンダー開錠後ドアを開ければけたたましくアラームが鳴り響きます。しかも繰り返ししつこいくらいに・・・と思えば、先ほどのギャラリーがまた寄ってきて、室内覗きこんで色々機器類触ってるし・・・お~い、それじゃいつまでも車がいたずらしてると判断してアラーム鳴り続けるじゃないか。。。どっか行け!

一息ついてリアシートをチェック、とりあえずトランクスルーはついてませんので、アームレストですね。
・・・と、いつもはアームレストが外れ、中の仕切りが簡単に取り外せるのですが、この車はビス止め、しかもトルクスで・・・更にリアシートの背もたれ外さないと取れないし。
その辺はなんとか外したのですが・・・ダメ、ゴルフバッグと中の内装が見事に邪魔してくれます。そして5シリーズであったオープナーのレバーが無い!!!絶対絶命。
直接、半身トランクに入って手探りしても狭く暑いトランク内、鍵を見つけ出すことはできませんでした。

開錠は成功した物のトランクは開かず・・・お客さんはディーラーにも問い合わせますが、ディーラーだとこの状態がまず知らない人が多く、ドアを開ければ室内のトランクオープナーが使えると思ってる人が多いです。この東京の販売店も・・・こっちで説明してやってやっと理解する始末。
お客さんも諦め、スペアキーを取りに自宅へ帰ることにしました。
 

さて、こちらもアシスタント会社に報告・・・また説明しても話が通じない。更に乗れないならレッカーで販売店まで運ぶ必要があるでしょうか?って運んでも販売店は何もできないって言うのに。まあ取りに変えるのが一番シンプルですね。
ただ私の作業としてはドア開錠と割り切れば成功です。
そしてこれが3シリーズやトランクの空いたセダンならもしかしたら、こんなドタバタが無かったのではと思うと少々悔しい様な、しっくりこない結末でした。

2013.09.11

お手上げ

昨日の入電で、鍵が無いけど開けられるかな~?と、声の主は老人男性。
ただ痴呆気味?そんな感じか上手く話がつながらない。
状況を聞きたいが、どうも会話にならないので、日を跨いで見に行くことにした。

現場は熱海市、ちょっと距離があるので部品取りに行き来するのも面倒なので多少余計に積んでいった。
そしたらコレだった。

2013911212935.jpg棒鍵である。
正直、苦手だ。
それでも、カバンなどに使われたものならほぼ確実に開けてる。
しかし、出入り口に使われてるものは数えるほどしかない。
もっとも、昨今あまり使われていない。
新規でついてるのは電車のドアくらいだろうか?

典型的なマンガに出てくるような鍵穴。

壊していくにも、穴はこの大きさ。
簡単じゃない。
しかも、これは屋根部分の高さ。

更に鍵穴を見れば中身のケースロックがずれてるのが分かると思う。
ピッキングをしようとグッと押さえると簡単に動いてしまう。
要はビスで留っていないのです。

写真に撮ってませんが、下側にもこの錠がついているツーロック。
 

この錠を交換するには、上側はドアが開けば、上の方向に取りだすことができるが、下側は床石と隙間がないので、下には取りだすことができません。
 

そうなると、ドアを外すしか方法はなく、またこれはガラスフレームの扉。
かなり重く、外すにはクレーンで吊らないと・・・。
そうなんです。大仕事。

 

幸い、この建物は別荘で今はあまり使っていないそうです。
出入り口は他にもあるのですが、正面玄関のここから出入りしたいと言うのです。
ただ、このガラスドアの奥は格子のシャッター、壁の外コンセントは壊れかけ、別荘で使えるまで少々時間は掛りそう。
更に、この横の羽目殺しのガラスが割れていて交換が必要。

う~ん・・・御覧の通り錆ないはずのステンも腐食が目立ってます。

ぐらぐら動く錠に苦労して1個だけ交換・・・掛った時間分の費用も請求できないだろうし・・・積極的には掛りたくないなあ。

状況を施主に話し、簡単な作業ではないことを理解してもらった。
破損個所もあるので玄関のリフォーム含めて検討・・・正直ラッキーに思ったのでした。
とりあえず倉庫の円筒錠だけ交換させてもらったので損はありません。

 

2013.09.09

忘れてた!

昨日のオリンピック招致決定で喜び、そしてその中国と韓国から発信される反論記事に憤ってました。
北朝鮮からもネチネチ来るかと思えば、中韓のみ・・・なんなんだかね。
結局は日本の経済発展が見込めるのが、どうしても我慢できないんでしょう。
両国とも為替介入している国ですから、アベノミクスでデフレ脱却を進めることでウォン高になり輸出産業が苦しいところで日本のオリンピック。
内需が拡大されることで、彼らのプライドはズタズタ、なんとか引きずりおろしたい工作が見え見え。
大人しくしていれば、お互い中国人が好きなウィンウィンの関係だったのでしょうが、欲見て中華思想を前面に出してしまったがため、チャイナリスクとなり今は日本の内需は中国に還元されなくなってしまいました。
まあ、いたずらに人件費の上がった中国国営企業はこれまたいたずらに多い労働者を前にヤキモキするのは分かりますが。
それこそ、オバマ大統領がかつて言った、中国と戦争するには武器は要らない。アメリカにある共産党幹部の資産を凍結し、幹部職員の家族を収容所に入れて、国民に武器を無償で与えれば良い。。。個人的にはそれを願います。
中国人に恨みはありませんが、中国共産党の無礼にはやはり日本男児として刀を抜きたくなりますね。

韓国に関しては、レアガス他耐久資本財の輸出禁止が良いですね。
サムスンなどは外資で儲かっても配当は外国人投資家に行ってしまうといういびつな構造でも、つぶれることはシンボルマークを潰すという意味で面白いです。
もちろん韓国人に恨みはありませんし、高い失業率と貧困には同情の余地こそあっても、政府とマスコミによる洗脳された国民の反日活動はやはり刀を抜きたくなります。
ましてや前大統領については天皇まで侮辱した、許される余地などありません。
現大統領の1000年経っても被害者という意識には1000年寝てろと言ってやりたいものです。

 

自分ではどうすることもできない外交問題、しかしやきもきは頂点でしたね。
 

いやいや、その前に株だ!オリンピックで値上がりが見込める・・・案の定日経平均は形になった。銘柄を物色し2銘柄を買った・・・ら、少し経ち値が落ち着き下がり始めた。
ありゃりゃ・・・初日から評価損が出てしまった。。。と思った先に電話。
「今どこですか?」
どこって自宅に決まってるじゃない・・・え?・・・もしかして、あ~~~~~~忘れてた!
裁判所の仕事が今日だったのです。9時半の待ち合わせなのですが、既に9時35分!!!!

一般道でまともに行けば1時間少々掛る場所です。
もちろん東名高速を使います。でもパトカーが時々いるのでアクセルは抑えて・・・それでも駿東郡小山町の現場には40分ほどで到着。
現況調査で良かった。
強制執行だと執行時間も決まってるし・・・それでも執行官や土地家屋調査士に平謝り。
仕事だけはきっちりやらねば・・・と思ったら、入口の鍵はミワ、下側にはH248タイプの物だが使われてないようだ。
そして上側に後付けらしいU9が・・・こっちが施錠されているが・・・開けられないじゃん。

う~ん、観音開きのガラスフレーム錠、ポストもドアスコープも無い、まさにお手上げ状態。
窓は・・・アルミサッシではなく鉄の窓、遊びもしなりも無い。
これでお手上げでは自分は遅刻して何のために来たのか意味が無くなる。。。こりゃヤバイ状況。

存在感が無ければ次回の仕事にも関わってくる。
他の業者に回るとかではなく、鍵の業者自体が開けられないのでは来てもらう必要がなくなるという意味なのだ。

でも観音開き、施錠は上側のみ、扉同士の隙間は1cmもない。。。でもやってみるか!

開け方は記載できませんが、なんとか開錠に成功。
40分待ってもらった甲斐は作れたわけで何より自分が救われた気分。

予定を忘れてしまうと、多くは忙しいのかと言われてしまうのですが、逆なんです。
忙しい時は緊張の糸が切れず、常に次の仕事をチェックするのですが、ヒマだと記憶してる範囲でしか動きません。
明日の仕事はチェックし、既に明日の出発も段取りしてますが、今日のはFAXもらって、予定に打ち込んでおこうと思ったらヒマ過ぎて忘れてしまったのです。
だから余計な外交に対して皮肉並べて自分で疲れてしまったりしています。
でも書いたことは本当ですから。

もう少し、仕事に多い回されると緊張するんですけどね、夏が過ぎてヒマになり、それでも昼間は暑くダら~っとしてるせいか、日付さえも時々間違えます。
ヤバイヤバイ。

 

 

2013.09.07

痴呆老人

あまり良い話ではないが、弊社のお得意さんにも長く取引のある方がいるのです。

鍵屋と痴呆老人・・・どんなつながりがあるかと言えば、痴呆の方はすぐ鍵を無くしてしまうのです。無くせば交換と結構短絡的に思うらしいのです。そして大体が大至急を要求し、それに応えてあげると気に入ってくれてまた電話をくれるのです。

これは以前、長泉の単身の男性でありました。
鍵を無くしたというので大至急交換してほしいと言われ、大至急の対応が得意でもありますし、やはり手前味噌ですが仕事はきっちりやる主義で引戸錠の交換をしっかりやってあげたら、またしばらくして電話が来ました。
さすがに5本あるはずの錠だったので1本も無いと言われたので変だと思い、とりあえず現場へ。
さっさと交換しちゃえば良かったけど、つい良心が出てしまいました。家宅内には入れないのであそこに入ってないかと指示するつもりが・・・ポケットから。5本の鍵の束が。
そして三回目も間もなく、行くたびに民生委員の愚痴を言っていたのですが、その民生委員からの電話でやはり鍵が無いというものでした。
仕方なく現場に行き、時々巡回するという民生委員の人にこれまでの状況をしっかり話たら、民生の方でも痴呆なのは把握しているようで、ここは手を組んで変える必要の無い物は変えないようにしなくちゃ・・・と今回も案の定、身近な場所から出てきました。
それ以後は電話がなくなったのですが・・・達者なんでしょうか?

他の事例では被害妄想が強くなりますね。
この手では大体2回くらい呼ばれます。
そして、そのまま消息無くなってしまうのです。
あるものがいつもの場所に無いとなると、誰かが部屋に侵入したと思い込んでしまうのです。
実は自分で移動させてるんですけど。

そして今日のお客さんももう3年以上呼ばれてます。
ここは鍵業者のローテーションでも組んでるのか、いつも行くと以前自分の付けたものとは違うシリンダーがついているのです。
多い月は弊社だけで4回ほど、その都度別業者も来てるようで少なく見積もって8回にシリンダー交換代金・・・月の出費が凄いことに。。。

自称80代の女性で熱海のリゾートマンションに単身定住しています。バブルの頃に竣工した物件で当時は億円の物件だったんじゃないでしょうか。
更にこのマンションは出入り口が二か所あり、上側は一般的なんですが下側はリゾートクラブの月会費が掛るのでそれを払わないと利用できないシステム。
利用もしないのに払ってるあたりお金は問題ないのでしょう。
それでも、いつだったか、何度も呼ばれ、また別業者も来ているので管理人を通じて親族に注意を促したことがありました。
こちらも言われれば仕事なので交換しますが、異常ないのに交換するようなことはちょっと良心が咎めるものです。
領収書も切っているので、もしやがてこのお客さんが死んだりしたら、「なんだこの鍵交換の領収書ばかり」ともなりかねません。痴呆を知ってのことなので、やはり親族で止めさせるのが一番。
しかし、今日も行きました。

まあ、親族も知ってのことだし、話し相手が欲しいのかと最近割り切りながらも、なるべくシリンダー交換をしないように持っていくこの頃。
防犯上は問題の無いシリンダーなのだし「絶対大丈夫?」ということで押し問答し「じゃあ今回は様子見てみる」で引けば交換無で帰ってきます。
ただ今日は「まだ入られてないけど、心配だから一応ね」と・・・心配と言われると断る理由も無いのです。
 

売り上げにはなるので、ありがたいのはありがたいのですが、やはり商売はクリーンに行きたいものです。
痴呆で問題ないのを知ってシリンダー交換・・・やっぱり良くないけど、ここでこちらが筋を通しても別業者が何食わぬ顔で交換に来ます。
どんなもんなんでしょうね。。。
今は余生を少しでも気が楽になってもらいたいものと思って、同じことを繰り返ししゃべる話を聞きに行ってあげてる感じです。
 



 

2013.09.07

間違ったこと言ってないよな?

確かに路上でのトラブルの際に「今どこからですか?」と質問されて、冷静に答えるのはなかなか腹が据わってないときついかもしれない。
それでも質問に応じて具体的にしていくものなんですよね。
相手も必死でしょうし、またこちらも現場での経験からより具体的に間違わないようにすることが大事なので。
現場の間違いは本当に要らぬストレスと時間のロスをまねくだけですから。

しかし、そんなことが通じない相手もいるのを今日は書きたいですね。

エンドーユーザーでは今のところ経験がないです。
あるのは保険会社などの手配を代理担当するアシスタント会社。
ユーザーさんから上がった情報を伝言ゲームのようにそのまま租借せず委託業者に伝えてくるのです。
何号線の○○あたり、何が見える・・・これで、あとは電話で連絡しながら探せと言わんばかり。
もちろん自動車運転中の電話は法律で禁止されているのに、そんなことはお構いなしだ。

弊社はブルーツースでハンズフリーを採用しているので、取り締まりに遭うことはないのだが、携帯電話がスマートフォンなので通話料が高いため通話の際はインターネット電話を使っている。ただこのOSがブルーツースのバージョンに合わず、発信の際はハンズフリーでは掛けられないのです。

さて、今日は裾野市の十里木でトヨタウィンダムのインロック。
十里木は裾野市の地番表記には載っておらず、周辺の別荘地を称してそう言うのだ。
その十里木の何番地とか言い出したもので、それは別荘番号ではないのか?と質問したらあっさり認めた。
当然カーナビでもグーグルマップでも表示されない。
挙句にどこの別荘かと質問した(多分、富士急だろうが)のだが・・・不明。

一応手数料跳ねるのだからそれくらいはきちんとして依頼してほしいもの。
更に「お客さんがもし分からないと言ったら?」と聞きもせず反論してくる有様。
せめて住宅番地は示して欲しいと頼んだら、

「では一度聞いてみて、必要あればまた電話します」

・・・だって、要は断りの一言になってしまった。
Reaaaaaaaaaly(ま~~~~~~じかよ!)テキサスオヤジ風

普通なら、一度は聞いてみるものだと思うし、それが依頼先へのエチケットだと思うけどなあ。
それに、ここ(弊社)が仕事的にも地理的にも適しているし、過去の仕事状況からも適任と思い連絡くれただろうに、少し質問したらまるでそれが反協力的姿勢と判断されてしまったようです。
それじゃ委託先は無言のイエスマンで現場に向かえとでも言いたいのだろうか?

遠い現場や誰もできない技術仕事、そんな時も進んで作業に向かって信頼を作ってきたの、たった一言でこれかい?

もちろん、とことん聞く業者もいる。
当然、ここからはその後も連絡がなく、どこか自分たちの言葉だけで理解できちゃうスーパーマンに頼んだんだと思う。

まあ現場で、あっちじゃないこっちじゃないとウロウロするのはストレスだから良い仕事にはならないでしょう。
更に作業代金もケチるだろうし・・・切れちゃうよ。

「早く来て!」
「そちらはどこですか?」
「ここはここ!」
「ここはどこですか?」
「ここは・・・分からない」
「分からないではスムーズに向かうのは難しい。」

間違ったこと言ってないよな?
もちろん今後の付き合いは考え直したいものですが・・・やっぱりデフレ不況の世の中、鵜呑みにする委託業者はゴマンといるんでしょうね。
ウチの抵抗など助言にもならない・・・犬死かな?・・・とりあえず愚痴っておきます。

 

 

 

 


 

2013.09.06

面倒くさいね~

面倒なのは仕事ではなく建物の保守管理についてなんです。

某ドラッグストアチェーン店で鍵はあるけど開錠できないので開けて欲しいという依頼でした。
装着されていたシリンダーはミワU9でピッキングで開けるのは不可能・・・初期のタイプなら何回かまぐれでも開錠状態で回ったことはあるんですが、ダミーの溝が切られてからはまずまぐれもなくなりました。
したがって壊すしか手がないのですが・・・。

いやいやその前にまだやれることがある。
サムターン回しの入るスペースができたので、ズルイですがそちらで開けました。

開けばとりあえず店はオープンできますが、閉められません。
いつもなら、原因究明と対策でシリンダーを外して分解するのですが・・・。

最近のこうしたチェーン店の建物ってリース物件が多いんです。
それこそ建物の保守管理がセットになったリース契約を結んでいたりして、勝手に修理ができないんです。
このドラッグストアも店長といえども雇われでオーナーではないため決裁権はなく、本部と連絡係でしかありません。
開けること自体は緊急性で小口支払で対応するとして、その先の修理は・・・で揉めてました。
こなってくると面倒くさい、これで保守会社が前面に出てきてアレコレ指導されるとうざったさも倍増してしまいます。

時々、外食チェーンやコンビニの保守点検サービスをしている会社から鍵関係の静岡県でのメンテンスが入ると連絡があるのですが、とにかく対応が面倒くさい。
仕事とはいえたまにキレたくなります。

定時の開店より約20分遅れで開錠後に開店できたものの、店長の上司なのかスーパーバイザーなのか・・・女性の管理職らしきが現れ、店長に対応を叱責。
開店を優先しもっと早く鍵業者を呼ぶべきだとか・・・そんなこと言っても、店長だってどこに電話したら良いか分からなかったはず。
開店前に何人の客が来たのか?・・・って事故なんだから仕方がないでしょ!!
まあ確かに朝っぱらから買い物客が結構いるもんだと感心したけど。

そして20分後ようやく、今後の対応が決まったのです。
面倒なこと言うなら、管理会社の方でシリンダーの交換でもして欲しいもの・・・と思えば、鍵に関しては対象外だとか。
まあブラックボックスみたいなものかもしれませんからね。

早速分解しまずは原因究明・・・、1番目のディスクタンブラーのスプリングに異常あ~り!
折れまがった跡があり、1番ディスクをきちんと鍵の高さに押しあてられなかった様子。
このスプリングのみを廃品で分解した部品から取り出し交換・・・他はゴミなど異物も無く問題なし。
ただこれだけのことではあるが、鍵も専門業者じゃなければ、できないでしょう。
単なる交換だけなら誰でもできるでしょうが、その中身をバラシ、原因を突き止めて対策・・・新品部品にした方が早いですね。

でも、今日はなかなかやりがいもあり楽しい現場だったんじゃないでしょうか?
 

 

 

2013.09.04

お客様は外国人

別にGDP世界第三位(中国の粉飾が事実なら二位でしょう)日本に外国人がいても不思議な話ではないのですが、正直日常生活で外国人とせっすることはあまりありません。

いや、ウチの隣はフィリピン人の奥さんだったかな。
父兄参観に行けば・・・こんな片田舎でも意外と多い国際結婚。

しかし、基本的に日本語で相手の国の言葉を使ったり、お互い一番意思疎通ができそうな英語を介することはまずない。

そういえば、私のフェイスブックは結構外国人の友人がいる。
国籍で言うと、タイが一番多く、ロシア、フィリピン、スウェーデン、中国、アルゼンチン、オーストラリアかな?
英語圏なのはオーストラリアくらいで、あとは皆、母国語が他にある国ばかり。
実際メールなどで知り合って、並べてみると、そんな意外と面白い共通点だったりすることに気が付きました。
彼らとは実際に会った人もいるし、中には日本に来た人もいます。
話す言語はやはり一番共通な英語。

私自身は読み書きはなんとかできるのでメールではそんなに不自由はないのですが、流暢に話せません。読むことは日常的にできても聞くことはなかなか縁がない。
耳の悪い人は話もぎこちない様に私もそうです。
外国に行くとして、ここ最近はタイ中心ですが大体4日のスケジュールで1日目は英語でも慣れずにキョロキョロし、2日目になんとか話てみようとし、3日目に意外と慣れ始め、4日目の帰国日にやっと英語で考えるようになるんです。
英語で物事を考えると、言葉も必然的に出るし、聞く方も脳が日本がじゃないんだって感じで噛み砕いてくれるんです。
でも帰国してまた元に戻るの繰り返し。
また母国語が英語圏じゃない人なので、お互いに間違いがあるかも・・・という疑心暗鬼で相手に分かりやすく話すし、また相手を分かろうとするから結構意思疎通ができるんです。
英語圏の人に話しかけると、分かってるだろと言わんばかりの口語で逆に分からなかったり。

さてさて話を戻すと、この仕事でも外国人からの仕事は時々あります。ただ、基本的に市中で外国語って通じないもので、大体通訳や代理人が付きそうことが多いです。
でもたどたどしい日本語でペルー人やフィリピン人からの依頼はありましたね。
ペルー人やブラジル人だと、時に英語も通じないことがありました。あれはあれで来日する方もよく来るなあと思ったりしました。

今日はアパート管理会社から、鍵の不具合による交換のみの外国人からの依頼で、名前からアメリカ人かな?・・・と思ったら実にそうでした。
通訳が付くと言ってましたが、まあ英語圏ならなんとかなるでしょ。
過去には日本語のできるイギリス人やタイ人、飲み屋勤めの中国人なんてのはありましたね。
今年ではインド人があったなあ。この時はインドなら英語は通じるべと思い、全部英語で応対しましたが、割と上手くやれたんじゃないでしょうか?
でもインド人ってスーツ着てても裸足で外に出ること気にしないみたいで・・・ああ、やっぱりというか、確認できたというか・・・。

今日は名前からてっきり男性かと思いこんでました。もっとも女性名なんですよね、よくよく考えたら。
日本人と歩いてくる白人女性に、あれ?・・・と思ってしまい、用意してた言葉がMrだったので、慌てて頭を整理しました。

まあ、この対応くらいは英語でできるのですが、余計な話になると少ししどろもどろになっちゃうでしょう。
でも、英語を話すのってなんか面白い、言葉というよりパズルをしている感じです。
普段学問でしか使わない言葉なので、それを相手が理解してくれるのも面白いし、相手の言葉を理解できるのも面白いです。

ただ、ここで主張したいのはタイでもカンボジアでも労働者だって英語を使うんです。
タイではエアコンが具合悪いと言えば飛んできた設備屋は作業員と監督でしょうが、監督は英語でちゃんと謝罪できたし。
カンボジアも運転手だってカタコトでも英語、ホテルのフロントなんかは感情入り交えての英語だったり(逆によく分からなかった)。
教育も民度も高いと言われる日本、職人だって教養の範囲で英語使ってやろうじゃないですか!ど~んときやがれ。

色々な過失に対して文化の違いから態度の違いはあるけど、そこは日本流で堂々と主張するものは主張で良いと思います。
なんでもお客様第一主義ではなく、理不尽は理不尽で・・・その方が相手には結構伝わる感じです。

でもアメリカから来た金髪の女の子・・・珍しいせいかやっぱ良いなあ。


 

2013.09.04

久々にキタ~!ホーム金庫ダイヤル開錠

最近、とんと御無沙汰していたホーム金庫のダイヤル開錠が久々に入電。

金庫はこの辺の鍵屋さんあまりやらないのか、割と受注率が高いんです。
それにホーム金庫だと非常に効率的に作業ができる。。。大好きheart01

なんか以前、松崎でホーム金庫開けた時に開錠方法がYoutubeだかに載ってるとか言われたんですけど、その方は開けられなかったようです。
そりゃそうでしょ、何事もスパイスがあるものです。
マニュアル通りに事が進むのなら職人はいりません。
それこそ、ダイヤル番号を忘れた人にはそのマニュアルをメーカーが提供すれば良いのですから。

開け方はまあかくかくしかじかですが、1分は掛らずに開きました。
もちろん数字の並びによっては手こずる時もあります。
私の開け方は万有引力の法則を使った開け方で、それが分かれば本当になんじゃこりゃというものです。

今回は金庫を使ってる方が年配の方で、普段はダイヤルは使用せず鍵のみで開閉してたそうです。
これと似たケースがダイヤルをテープで固定する人。
ダイヤルに触れなくてもずれることがあるんです。
 

本来なら開錠後に番号を調べてあげるのですが、4回番号を合わせるこのダイヤル錠は面倒と言うので外しました。
厳密には外観は変わらないので外したのではなく、ダイヤル操作を必要としない従来の鍵のみで済むような対策をしました。

金庫は実質のツーロックで、それを鍵のみのワンロックにするリスクは出てしまいます。
しかし、普段はダイヤル合わせっぱなしなので、ある意味で同じなんですよね。

でも、金庫の案件、本当に減りました。

以前は葬儀中に呼ばれたこともあったんですけどね。。。来い来い金庫の開錠。

 

2013.09.03

通名について考える

アパート管理会社から鍵の紛失による開錠とシリンダー交換が入電した。
もちろん情報はそろっており何も疑うことは無く、現場で必要な身分証を提示してもらえばOKなのです。

ところが、まず開錠前に会社契約なため会社のIDカードを見れば、普通に日本人名が記載されて会社名も入っていて疑いは無い。
そして開錠後に室内から運転免許証で個人の確認を行うのですが、個人名の後ろにカッコ書きで朝鮮人名が。

もちろん、作業としては問題ないし、これが何かの犯罪でもない。
むしろこの依頼者は普通の日本人より、もしかしたら謙虚な振る舞いだったかもしれません。
朝は9時前でも「朝早くからすみません。すぐに来てもらえるなんて助かりました。」
あまりここまで言う純粋な日本人もいない。
逆に横柄な人は多い。
つまり、ここでこの依頼者や作業に疑問を抱いたのではなく、通名について疑問に思ったのだ。

そういえば、県内でも通名に関する訴訟が起こされていたはずだ。
雇用主が本名で名乗るように在日韓国人に告げたことでの慰謝料請求だったと思う。

通名はあだ名とはまた違う、こうして公的機関発行の書類にも記載されるのだから。
また、よく中国人などがイングリッシュネームと欧米人のような名前を名乗るのともまた違う。あれは公的に記されないのだし。あだ名の延長だ。

しかし、特亜の在日外国人だけに認められたこの制度は・・・今の時代疑問に思う。
確かに一時期、朝鮮に対する差別意識はあったと思う、そのことで在日朝鮮人が不利益を被るのは本意ではない。
過去には裏切りや犯罪者などの代名詞ではあったし、数字的にも突出しているがその人が裏切り者でも犯罪者でもないのだから。

実際に私の母方の実家も「金」という苗字であったが「キム」ではなく「コン」と読む。
血筋は朝鮮ではなく、周辺の地主として大規模農業を営んでいるが、戦後に裁判を起こしてまで「今」という文字に変えた。
近くには朝鮮部落もあり、地元で知れても地場の有力者となると県単位では色々不自由もあったと思う。
もっとも更に遡ると、その町と言わず日本海沿岸全体が大陸の血筋と言われかねない。

ただ現代日本においては、少なくとも人種差別は無いはず。
韓国人が堂々朝鮮名を名乗っても平気だと思うのだが、なぜ自分の名前を愛せないのだろうか?
犯罪の温床にできる要素があるこの制度は疑問に思う。

私は自分の名前を愛しているし、誇りに思っている。
苗字は家を表すものだし、そのルーツに何も臆すものはない。
名前は両親によって名づけられた愛しいもの、今でも耳の奥に幼い自分の名前を呼ぶ両親の声が残っていて、懐かしく思ったりします。
その名前も読み方はもちろん、文字や画数などすべてに意味がある。

何年か前にタイへ出発する際に成田空港の出発ロビーのベンチに座っていたら、中国人女性に声を掛けられた。
お互い成田から高雄まで台湾の航空会社を利用するのだが、相手はてっきり台湾人と思い話しかけて来たのだ。
お互い名前を交換するとこの名前とても良いんだよと言ってくれた。もちろん名前の由来については両親から教えてもらっていたが、改めて漢字圏の人に言われると嬉しく、誇りに感じました。

この通名は在日特権とも言われ、特亜地区の外国人ながら日本人名を名乗れるという制度で法的に認められてます。

ただこの制度を悪用すれば犯罪の温床にもなるのです。
日本国籍に帰化しないで外国人のまま日本に滞在するのも良いでしょう、ただなぜ日本名を名乗る必要があるのかは疑問です。
朝鮮名では何が不自由なのか?
少なくとも外国人だからという差別は今はありません。
髪の色が金髪でも肌が黒くても、同じように公立の学校へ通う子供たちはいます。
国際結婚で苗字が変わってる人もいますが、その逆もいます。

韓国は目下、色々と高いプライドで自国発祥説を唱えたりしてますが、そのプライドと共に名前にもプライドを持って日本に滞在してもらいたいものです。

・・・てかこの制度はもう不要でしょう。
 

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