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2024.02.06

合わない仕事

ここのところ依頼件数が少なくなってるので作業対利益が合わないことが目立つようになってきた。
今まではこなす件数で合わなくても薄められてきたのだ。

今回のは誰が悪いって自分が悪いのだが、気持ちはなかなか割り切れない。
朝一番での動産執行。
大体が債務者が仕事へ出かける前の時間なので在宅のケースが多い。
ドキュメントテレビなどで警察密着取材で出かける前の容疑者に遭遇するあの時間帯だ。

今回は住宅地の中であったが周辺道路が狭く、また事件の性格上現場前に車も近づけず、少し離れた場所で幸い空き地があった。
そこに止められれば作業時に工具を持って行くのもそんなに距離は無い・・・と思ったのだが、過去に申立人である債権者の街金融業者が過去にその場所に自分の車を止めて債務者に怒られたと言うので弊社のもそこは不味いということで移動することに。
ところが、先にも行ったようにワンボックス車には狭い路地。
道路幅いっぱいでUターンを試みたが道一杯であった。
それでももう少し後退すれば問題なかったのだが、最低限の移動でハンドルめいっぱい切ってやりきろうとした。
目の前に債権者が立ち、正直邪魔だなあ、どけよ・・・と思った瞬間バリバリと嫌な音がした。
その瞬間、車がぶつかったことは直感的に理解できた。
どうやら債権者は目の前に立って一応死角確認してくれてたらいしいが、丁度僕には逆行でしかも動作が小さく、声も出さず何やってるのか分からなかった。
広い場所で破損を見たら右フォグランプが割れて無くなり、バンパーに穴が開いていた。
どうやら下側にコンクリートの出っ張りがあり、そこに引っ掻けたようだ。
僕にはなんとか転回できたと思ったが、下に罠があったか。
ため息しか出ない・・・しかも仕事で挽回できれば債務者も在宅で仕事が無し。
出動のみとなってしまう。
弊社の料金が支払者側になるべく寄り添うように設定したつもり。
それでも払うとなると安いとは言い切れないのだが、最低限説明できるとうにしている。
急な物価高、不景気、人件費等の高騰で目下割に合わない料金体系なので見直しが必要かもしれない。

車も走れないわけじゃないし、かなり以前にフォグランプは左右とも傷がついたり、留め具が破損したりしてたので修理には良いタイミングかな?
バンパーも気にならない程度とは言え傷はあったし。

ディーラーで修理を頼んだら、値段より工場に空きがなく2~3週間後になってしまうと言うのだ。
おまけに社外のフォグランプを使えとか面倒なこと言えないなあと思い、自分で交換することにした。

某オクでフォグランプを購入。
てっきり純正品とカプラーオン、ボルトオンかと思ったら、スイッチは新規取り付け、電球バルブは違う品番。
純正スイッチを使うために配線ぶった切って半田付けして防水加工して・・・ディーラーじゃやってくれないだろうなあ。
そんなこんなで無事装着。
バンパー交換などは初めてやった作業で意外な発見だらけ、良い勉強になった。

フォグランプもしっかりバンパーに固定されたし、バンパーも新品で傷なし。
おまけに普段目にしない場所まで掃除ができたのは良かった。
ちなみにバンパーの脱着工賃はディーラーだと6000円程度と言われたが、以前3型でバンパー交換した時は今回の部品代+工賃+2~3万円高かったのはなぜ?

割に合わない仕事の結末だが、自分でやって少しは節約できたのは充実感あって良かった。

2024.02.05

トヨタヴィッツハイブリッド(ジャンピング) 湯河原町

役所やマスコミでは2024年問題やら働き方改革とかなんちゃら協定とか騒いでいるが、まったく下請け零細企業には関係がない。
要は安全な仕事環境の奴らが働きたくなけりゃ働かなくて良いよと言われてるだけにしか見えない。
それどころか、入電時間は夜も21時過ぎだが、この元請け業者は現場到着が夜間割り増しの基準ではなく、発注時刻を基準にしている。
沼津から湯河原へ小一時間かけて現場へ向かうと22時。
ほぼどの業者も夜間割り増し(と言っても1000円だけ)上乗せできるが、入電時刻が21時台なので対象にならない。
今の政府はその辺の下請け制度にもっと目を向けてくれないだろうか。
とても賃上げなど念仏にもならない。
それでも厳しい労働環境下で現場に向かうのは依頼者の安心した顔をみることが生きがいなんて綺麗ごとじゃなく、やれるなら1件でも多く作業をしたいからに過ぎない。
安い作業だが一件一件を大事にやっていかないと売上にはならないからだ。

というわけで隣県の湯河原町へ。
入電時はヴィッツというので普通にガソリンエンジンを考えていたらハイブリッド車だった。
ヴィッツにそんなグレードがあったのは初めて知った。
それでリモコンも反応しんばいし、サービスキーでも開かないというのだ。
そこで90%仕事が終わった。
ヴィッツのハイグレードモデルに使われてる内溝キー(TOY48)はヴィッツに限らずクラウンなど他の車両でもドアキーのシリンダーが重いようだ。重いというより僕なんかはメリハリがあって好きなんだが。
指先に力が無いと回らないとよく言われる。
例え男性でも構造を理解してないとおっかなびっくりで腫れ物みたにやってると力が入らない。
実車は確かにリモコンで反応せず、サービスキーでは開いた。
で、その原因はバッテリーだ。

ハイブリッド車なのでメインバッテリーには触れられない。
その手前段階の充電するための補助エンジンが動いてないのだ。


以前だったらバッテリーはどこだ?(大体が車両後部)と探していたが、昨年初めて知ったジャンピング用のターミナル。
そもそも鍵屋なのにジャンピングの作業はあまり無いし、ハイブリッド車となると希少なのでさらに触れる機会が無かった。更にこれまでは発電機用のエンジンのバッテリーを探せてジャンピングしてたので結果オーライだったし。
ちなみにこれはプリウスのヒューズボックスにあるターミナルだが、ヴィッツは少し形状や配置が異なるが理屈は同じだった。
一応サービスマニュアルを借りて確認を先にさせてもらった。
なぜなら他にもエンジンルームにヒューズボックスがあったから。

再始動してくれればあとはメインバッテリーに充電するまで発電機は回る。
ちなみに今回バッテリー上がりの原因となったのはハザードの消し忘れだった。
再始動も特に問題ないようなので恐らくこれで蓄電不良などはないと思うのだが。。。

2024.02.03

ダイハツムーブ 開錠・鍵作成(伊豆の国市)

作業としては面白い話ではない。
ただ久々なものでブログにあげただけ。
でも以前は日に何件か当たり前にあった作業。
今ではかなり珍しい部類。

弊社の作業車が1月に車検で、その際にキーマシンやキーブランクの在庫など一式おろしていた。
車検後も作業はあったが、自動車も家も開錠のみの作業ばかり。
そこで急に紛失キーの相談が入り、仕事になるかならないか分からないが現場へ向かうのだが、途中で在庫のキーブランクを下していたことにきがついて一旦引き返す羽目に。

予定時間よりやや遅れで現着。
開錠のみなら損保のよくあるロードサービスで終わりだが、やはり鍵がないという。
セキュリティランプが点くが見たところイモビライザーは装着して無いようだ。
そう山を掛けて裏ぎられたこともあるが、とりあえず作ってみた。

非常にオーソドックスな造りに嬉しくなってしまう。
これでバンバン稼げた時代は昔かあ~。

今は開けるだけでレッカーが待ってるという感じだ。
軽自動車のキー製作とホーム金庫のダイヤル開錠を1件やれば今日は終わり。
そんな昔が懐かしい。

2024.01.24

マンション共用部(ゴミステーション)が開かない(沼津市)

夜になって、マンションに併設されてるゴミステーションの扉にさした鍵が抜けないというキー抜きの依頼。
最近のちょっと良い分譲マンションなどに敷地内の一画にゴミステーションが併設されており、そこの出入りが各部屋共通キーの逆マスターになってるのだ。
電話で状況を聞きながらも多分ミワのPRシリンダーかな?と思ったら案の定であった。
こんなゴミステーションまでPRシリンダーの2ロック。
想像してたのがドアノブ錠などで、ラッチ式かと思っていた。
そうであればラッチを上手く引っ込めないだろうかとか考えたが、2ロックとなると、デッドボルト式となる。

仮にドアが開いていれば80%解決、鍵は容易に抜くことができる。
しかし、施錠状態で鍵が抜けないとなると・・・しかも全く回るそぶりが無い。

本来ならシリンダーは諦めて壊してしまうパターン。
幸い上下2ロックの上側のみ施錠され下側は開錠となってる。
シリンダーを壊して個別のキーを生かすのが最善かな?

想像するにサイドバーが噛みこんでるのかな?

ただここで変に職人根性が起きてしまう。
夜も更けて遅いのに・・・幸い冬の夜の割に雨上がりなせいか寒くはない。
ここでメーカー使用厳禁なCRC556の登場。
キーとシリンダーの隙間から吹き入れる。なんとか浸透性を生かして届いてくれ!
しかしそうは簡単にはいかない。
なるべく浸透するようにキーを前後に抜き差しする方向に動かす。
1mm程度カタカタする程度だ。
隙間にドライバーなどを入れたテコを使おうにもその隙間ができるほどは動かない。
何分ほどやったのかな、カツンと感触があり、気持ち隙間ができたような?
細いマイナスドライバーの先端が入る程度の隙間ができた。
しかしテコを使えばキーに傷やささくれが起きるだろう。
最悪はキー自体を曲げてしまったり。折れるかもしれない。

ただチャンスは大きくなったので油マシマシ、シリンダーを各方向から叩いてみて続行すると間もなくしてキーが抜けた。
暫くは抜き差しに違和感があったが、更なる油マシマシ、しかも直に鍵穴に入れることができるようになったので、症状も改善され、シリンダーの回転、抜き差しとも問題ないレベル。

こうなるときちんと状況を把握したいが、やはり現状で管理会社に任せることに。
恐らくシリンダーに鉄粉やら埃やらが溜まってるんだろうなあ。
それを確認したいが、お客さん個人が負担することになるので、やはりこの先は管理会社へ。
彼らができるのもせいぜいシリンダー交換か、お抱えの鍵屋に見てもらうことだろうが、既に症状は改善されてるので果たして???

2024.01.23

トヨタタウンエース シリンダーが回らない(裾野市)

このケースは初かも。
ドアシリンダーに鍵が刺さり45度ほど回って施錠状態で止まっている。
もう少し回れば開錠だろうけど、現状この位置から動かない。
仮に開錠にならなくとも元の位置に戻ればキーを抜いて助手席から開けられる。

原因は何だろうか?

シリンダーはM382の10カット。
8カットならハーフタンブラーの抜けかけとかあるだろう。
後期のM382が途中で止まるなど聞いたことが無い。

取りあえず開けよう。
シリンダーは使えないから助手席のロックボタンで。

助手席側室内から運転席側を手で開けたら、なんと横向きで止まってたキーが真っ直ぐの位置に戻った。
シリンダーからも素直に抜けたが、運転席ドアの開錠施錠はできない。
しかしイグニッションは問題なく回る。

分解までしてないので厳密なことは言えないのだが、止まってしまったのはシリンダー後部のカムがロッドに引っかかったのだろうか?
もちろん正常なら引っかからないので想像である。
原因は複合的にあると思われる。
運転席ドアが回らないのは鍵が痩せてしまったからだろうか?
しかし、社用で朝まで普通に開錠して乗ってきたのだ。

できれば原因まで追究したいが、ウチの仕事はここまでとなってしまう。

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